皆さん、「羨望の眼差し」や「羨望の的」「羨望の念」という言葉、耳にしたことはありますか?
この言葉、もちろん聞いたことがある人も多いと思いますが、詳しい意味をご存知ですか?
もちろん、羨望という言葉の意味をご存知で「良い意味」として使っている方が多いと思いますが、詳しい意味を知らずに使っていると、微妙にニュアンスの違った使い方をしているかもしれませんね。
そこで、今回はこの「羨望・羨望の眼差し」という言葉を、例文も含め詳しくご説明していきたいと思います!
意味を理解し、適切なシーンで使用するようにしてくださいね♪
「羨望」の意味とは?
まず「羨望」の意味からご説明していきますね。
羨望・・・うらやましく思う、うらやましいと感じる
他人を見て「あの人いい時計つけているな」や「この人頭がいいよな」と思う(感じる)事を「羨望」と言うんですね。
自分より優れている人や成功している人、他人の方が優れている部分に対して「うらやましいなぁ」「自分もそうなりたいなぁ」といった憧れに対して、この言葉を使う場合が多いです。
ちなみにこの言葉、「他人が憧れている人を指す言葉」として使用する事が多いですね。
もちろん自分自身が、「羨ましい・憧れている」に人に対して、「僕はあの人に対して羨望の眼差しで見ている」といった使い方もありますが、どちらかというと「あの人は部下からの羨望の的だよな」といったように、あくまでも「自分以外の他人が、憧れている人を指す言葉」として使うんですね。
羨望の的やその他「羨望の〇〇」に関しては、後程詳しく説明していきますね。
羨望の「眼差し」「的」「念」の意味や類語とは?
では、ここからは、一つ一つの言葉に対して、意味や類語の説明をしていきますね。
基本的に大きな違いはないのですが、微妙なニュアンスの違いなどがありますので、この機会にしっかり違いを覚えておきましょう!
羨望の眼差しの意味、類語
意味・・・憧れや羨ましい等の意味を持った「羨望」という言葉に、その感情が目に表れているといった意味の「眼差し」がくっつく形になっています。
つまり、「憧れをもった感情でその人を見ている」状態を指す言葉、といった意味になります。
類義語としては、単調な言葉になりますが「羨望の目で見る」「羨ましく思う」「妬ましく思う」などがありますね。
羨望の的の意味、類語
意味・・・羨望の目や、羨望の眼差しを受ける対象、もしくはそういった感情を起こさせる人や物の事。
こちらは、羨望の眼差しとは違い、憧れや羨ましい、嫉妬などの目を向けられる「対象物」を表す言葉ですね。
羨望の眼差しと意味は似ていますが、若干ニュアンスが違うので、気を付けて下さいね。
類義語としては、「憧れの対象」「嫉妬している人」といったものがありますね。
羨望の念の意味
意味・・・憧れや羨ましいと心に思う事。気持ち。
意味は「眼差し」や「的」に似ていますが、こちらは「心で思う事」であり、気持ちや感情を表す言葉になりますね。
対象はあくまでも「自分」となりますので、先の2つはまたまた若干違う意味合いを持ってきます。
説明だけでは分かりにくいと思いますので、実際に例文を使って紹介します。
微妙なニュアンスの違いへの理解を、さらに深めて下さいね。
羨望の「眼差し」「的」「念」の使い方を例文を使って紹介
・あの人は仕事が出来、部下への気配りも上手だから、隣のデスクの女性社員も羨望の眼差しで見ているよ。
・この骨董品は市場に出回ることも少なく手に入りにくいので、皆さん羨望の眼差しで見ているね。
・美人な奥さんと結婚したアイツは、俺ら同期の羨望の的だな。
・昔は同じ部活で汗を流したのに、一人だけプロで大活躍しちゃって。彼はチーム全員の羨望の的だよ。
・出世街道まっしぐらの同期の話を聞いて、羨望の念を抱かない奴なんていないよな。
・高収入、高学歴、高身長の友達に対して、羨望の念をいだかずにはいられない。
まとめ
他人に対する、憧れや嫉妬を表現する「羨望の〇〇」という言葉。
ですが、「眼差し」「的」「念」で微妙に意味合いや使い方が変わってくるんですよね。
誰が相手に向けているのか、心に思っているのか。
そのシーンにあわせた言葉を用いて表現してくださいね。
まぁ結局、僕のような凡人には決して向けられることのないこの言葉。
他者から羨望の眼差しを向けられる・コミュニティ内で羨望の的になれるような存在になれるよう、2020年は切磋琢磨していこうと、記事を書きながら思った管理人です。(なんだそりゃ笑)