イヤホンやヘッドホン購入の際、店頭やネットのレビューを参考にする方もおおいですよね。
店頭POPではメーカーのおすすめポイントであったり、レビューでは実際に使用した方の感想が書いてあったりなど、購入前の情報収集としてすごくありがたいです。
そんな商品紹介でよく使われる「低音域」「中音域」「高音域」という言葉。
皆さん、実際どんな意味か説明出来ますか?
ぼんやりとは理解していても、いざ説明してといわれると難しいですよね。
そこで今回は、この三種類の音域の違いをご説明させて頂きます。
違いを知って、イヤホン・ヘッドホン購入の際などに参考にして下さい。
様々なイヤホンやヘッドホンを聴き比べた僕が、おすすめする「各音域のオススメイヤホン」を紹介していますので、
そちらも良かったら参考にして下さい♪
そもそも音域とは何?音質と何がちがうの?
まず、低音域や高音域の「音域」って何?という疑問から解消していきましょう。
音域とは【楽器や人の声で発することの出来る高い音と低い音の範囲。音の幅】の事です。
「音域が広い歌手」とか、「カラオケがうまくなりたければ音域を広げましょう」とかっていうあれです。
(細かくいうと、人の声は声域という別の言葉もあるのですが、音域は声も含みますのでここでは音域で統一させていただきます。)
余談ですが、カラオケで自分の歌いたい歌が上手く歌えない人はこの音域を広げるトレーニングをするといいみたいですよ!
トレーニング方法が気になる人はぐぐってみて下さい。
で、この音域の「音の高さ」は周波数で表す事が出来ます。
「音」とは、空気が振動する事で発生する現象です。
そして、その「音」が一秒間に振動する回数を周波数【Hz】(ヘルツ)で表す事が出来ます。
低い周波数=振動が遅い=低い音
高い周波数=振動が速い=高い音
となります。
人の耳で聞くことのできる周波数は一般的に、20Hz〜20kHzと言われており、この範囲を「可聴域」と言います。
可聴域を超える高い音を「超音波」、可聴域を下回る低い音を「超低周波」というのですがそれはまた別の機会に、、、
低音域・中音域・高音域は何Hz?数値の決まりはあるの?
先ほど、音の高さはHz(ヘルツ)で表す事ができるとお話ししましたが、では実際低音域や中音域、高音域は何Hz〜何Hzまでなのか。
明確な数値が定まっているわけではありませんが、一般的に
低音域‥‥20Hz〜200Hz
中音域‥‥200Hz〜1kHz
高音域‥‥1kHz〜20kHz
といわれています。
なぜ数値が定まっていないかというと、楽器によっては中音域の音域が高かったり低かったりする(振動などで違う音も鳴り、色々な音が鳴る)ので定義があるわけではありません。
あくまでも目安としてお考えください。
数値の違いは上記のような目に見える違いがあるのですが、実際にイヤホンで聞くとどのような違いがあるのでしょうか。
次は実際にイヤホンやヘッドホンで聞いた際の違いをなるべく分かりやすく説明していきます。
イヤホン・ヘッドホンでの低音域・中音域・高音域。聞こえ方や音質の違いは?
低音域重視のヘッドホンや中高音重視のイヤホンと言われても、その言葉の意味を知らないと「何に特化しているのか」分からないですよね。
ですので、ここでは実際に低音域・中音域・高音域の具体的な説明をしていきますね。
低音域
バスドラムやベース、パーカッションなどバックグラウンドで流れている音が低音域と呼ばれている部分です。
ヤンチャな方達が車でドンドコならしている音ですね。
ウーファー(低音を再生するためのスピーカーユニット)を補助として車に積み、ドンドコを大きくして街中を走っている方もいますよね。
イヤホン・ヘッドホンでの聞こえ方ですが、ボーカルの声などが抑えられ、バスドラムやベースなどが大きく主張しているようなかんじです。
クラブなどをイメージして頂けたら分かりやすいかもしれないですね。
なかにはあのドンドコが苦手で、長時間聞いていると頭痛がするなんて方もおられるそう。
どんなジャンルの音楽が向いているかといいますと、【ロック】【クラブミュージック】【EDM】などは低音域重視がおすすめです。
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メーカー:SONY
商品名 :MDR-XB55
低音域重視の方におすすめしたいのが、この「MDR-XB55」。
やはり、国内外で高い評価を得て「SONY」のイヤホンはいいですね♪
ドライバーユニットから、鼓膜までの気密性を高め、低域の振動板動作を最適化することで
低音を正確に、ダイレクトに伝えてくれます♪
価格帯も3000円前後と非常に高コスパでなのも魅力の一つですね!
中音域
中音域は周波数でいうと、200Hz〜1kHzです。
人の声の周波数=ボーカルの声がここに入ってきます。
低音や高音を抑えめにして、ボーカルを際立たせたい時は中音域に特化したイヤホンを選ぶと良いですよ。
重低音を重視しすぎると、ボーカルの声が聞こえにくくなってしまうので、際立たせたい部分に特化したイヤホンを選びましょう。
余談ですが低音や高音を抑え、中音域のみを強調したものでいえば電話なんかもその一種ですね。
曲のジャンルは【アカペラ】や【ギターソロ】、【ピアノソロ】など低音と高音をなるべく抑えめにしてボーカルの声を出す音楽がおすすめですね。
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メーカー:ZERO AUDIO
商品名 :ZH-DWX10
コスパ・音質にこだわる方からも高評価を得ている「ZERO AUDIO」から、おすすめの中音域に強いイヤホンが登場!
透き通った、透明感のある中音域には聞いてて心地良いです♪
中音域だけではなく、低音域もなかなかガツンと効いているので、中音域だけではなく低音域もしっかりカバーしてくれます。
商品レビューにも、「以前使っていた3万円のものと遜色がない」などといった声もあり、性能の良さは間違いないですね♪
価格は8000円前後と、先ほど紹介した「MDR-XB55」よりも少しお高めですね。
高音域
高音域の周波数は【1kHz〜20kHz】です。
声楽ソプラノの最高音や、ピアノの高音部分がこの「高音域に」入ってきます。
フルートやクラリネット、ソプラノサックスやシンバルなどの高音を奏でる楽器が多い【吹奏楽】や、【オペラ】等を聴く際には高音域特化のイヤホンがおすすめですね。
余談ですが、高齢者には聞きにくいと言われている、モスキート音も高音域(10kHz~20kHz)ですね。(本当の余談ですね、、、笑)
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メーカー:audio-technica
商品名 :CKB70
日本が世界に誇る音響メーカー「audio-technica」。
非常に多くの音響器具を販売しており、イヤホンに関しても、音質・機能等多くの種類があります。
その中でも、高音域に強いイヤホン「CKB70」。
透明感があり、透きとるように耳に届く高音はストレスを感じることがありません♪
耳に沿う計上の自然なフィット感で、音の伝播効率が高く、繊細な表現が可能です!
価格は6000円前後と、この品質であれば安く感じますね!
まとめ
低音域・中音域・高音域の違いを説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
多くのメーカーが色々な種類のイヤホンを販売しており、どれが良いのか分からず迷ってしまいますよね。
そんな時は、ご自身が良く聞く音楽のジャンルがどの音域に特化しているのかを考慮し、選んでみて下さい♪
この記事が、少しでも参考になればと思います!