皆さん、こんな言葉を聞いたことはありますか?
「あごあしまくら(顎足枕)」
先日、一緒に出張に行った上司から「今回の出張、あごあしまくら込みで総額いくらだった?」と聞かれました。
あしまくら?ひざまくら?いや、上司にひざまくらなんてしてもらっていない。
さらに、仮にしてもらっていとたしても、お金を払うことはありえない。
さらに「あご」ってなに?
と、全く見当がつかなかったので、調べてみました。
今回はそんな「あごあしまくら」について、ご説明していきます。
あごあしまくらの意味とは何
元々は落語などの寄席(よせ)で使用されていた言葉だそうです。
ビジネスシーンで使用する際の、あごあしまくらとは【食事代・交通費・宿泊費】のことを言います。
ご飯を食べる時に顎を使う事から、顎=食費
移送するときに足を使う事から、足=交通費
寝る時に枕を使う事から、枕=宿泊費
これをひっくるめて、「あごあしまくら」といった言い方をするんですね。
まぁ言われてみれば、分かるんですがなかなか乱暴な言い方のような気がしますね。
ですが、実際その通りみたいで、目上の方に使うような言葉ではないようです。
間違っても上司に、「今回の出張時のあごあしまくら、すごく高かったですわー」なんて言ったらだめですよ!
また、芸人さんや外部の講師に出演や講義を依頼する際にも「あごあしまくら付きで〇〇〇〇円です」といった使い方もするみたいですよ。
あごあしまくらの使い方や使用例
では、実際の使用例をご紹介していきますね。
・明日からの出張は、あごあしまくら込みで〇〇〇〇円までに抑えて下さい。
・〇〇先生の出演料に関してですが、あごあしまくらつきでお願いします。
・うちの会社ってケチだよな。あごあしまくら込みで10000円までしか出してくれないんだよな。
・今回の出張は日帰りですので、あごあしのみで結構です。
このように、「あごあしまくら」と使うこともあれば「あごあし」といった、まくらなし(宿泊なし)として使うこともあるようです。
まとめ
最初、「あごあしまくら」と聞いたときは全く意味が分からず、上司の言ってることが全く理解できませんでした。
「まくら」という言葉が入ってるので、「卑猥な言葉なのかな?」と想像しましたが、全く関係ありませんでしたね。
余談ですが、バブルの時代はあごあしまくらつきが普通であり、金額も大きくても問題がない企業が多かったみたいですよ。
バブル崩壊後、あごあしまくら無しや支給される金額が小さくなり、サラリーマンのお財布事情は悪くなるばかり。。。
僕の働いている会社は、あごあしまくらつきなので、現状良しとしておきましょうか。